[大会レポ] 超大型撃沈（2013 北海道マラソン）

公開日： 2013年8月30日金曜日 大会レポート

いやー、まいりました。思いっきり撃沈しました。



過去最大級の撃沈です。



撃沈の巨人です。

マラソンには壁がある。「ウォールマリア」「ウォールローゼ」「ウォールシーナ」の3つの壁だ。シーナなんてそれはもう高くそびえ立っちゃっていて、そう簡単に越えられないのです。

つーか、今回はマリアを超えたところで力尽きました。

何なんでしょうねぇ。去年の北海道マラソンでもそうだったんですが、どうも前半10kmが抑えられない。スタート後の駅前通りの混雑具合にうっぷんがたまって、中島公園あたりからついつい必要以上にペースが上がってしまうんですよね。

同じくうっぷんがたまってた人が多数いたようで、お互いに引っぱり合ってしまい、さらにペースアップしてしまったような…

創成川トンネルを抜けるまでをいかに抑えて走るか。これがポイントになりそうな気がします。

天候ですが、レースを通してだいたい25℃だったようです(体感値)。レース前のアナウンスで25℃と言っていて、これから暑くなるかなと思ったのですが、それほどでもなかったです。気温的には去年より断然走りやすかったのですが…

心配していた雨は、早朝に降っていたもののスタート前には日が差してきてすっかり回復。去年は待機中にのどが乾いてしまったので、今年は脱水しないようにスポドリをちびちび飲んでウォーターローディング。

そしたらスタートするころにトイレに行きたくなってしまった。とりあえず行けるところまで行って12km地点の給水所のトイレで無事放水。これも誤算でした。といっても1分くらいのロスなんで、この後待ち受けている事態に比べりゃ全然たいしたことないですけど。

ところで今回は地元ランってことで初仮装してみました。地元手稲区の公式キャラクターのていぬです。手稲区民センターでオリジナルグッズも売ってます。

ていぬの部屋／札幌市手稲区

仮装と言っても、お面を作って、帽子にくっつけた程度なので仮装ってほどでもないですかね。ちなみにこんな感じ。

そして、顔を白塗りにしようかと思ってたのですが、ヨメさんから禁止令が出たので断念。

沿道の反応が思った以上に良くて楽しかったです。

「あ、ていぬだ！」

「ていぬくん、がんばれー！」

と、ていぬを知っている人。

「あ、あれ、何だっけ？」

「何か見たことあるけど…あ、チキンラーメンの？」

「アヒルがんばれー」

「ニワトリがんばれ！」

「ヒヨコだー」
といった反応をくれた人には、「ていぬ！」「ていぬです」と返しておきました。

どちらかというと知らない人が多かったので、微力ながら来年もていぬの知名度アップに貢献できればと思う次第です。

と、うかれて走ってたら、15kmを過ぎたくらいから徐々にキツくなり、ハーフ地点ではすでにピークを超えていました。この時のタイムが1時間33分。

ていぬの地元を走るころには、しんどくなっていました。でも応援に助けられたなー。特にボランティアの皆さんはすごい！すごく熱がこもっていてうれしかった！

しかし、自分の体内にも熱がこもってしまった模様。しかも脚も結構やばくなってきた。反対車線をみるとちょうど関門が閉められるところでした。その後ろには収容バス。俺も乗りたい…

もうだめだと、立ち止まって沿道の人に「脚がつりそうで…」と言い訳。すると、これで冷やしなさいと氷をくれました。ありがたい。


脚を冷やしていると、ちょっと離れたところから人がやってきて「どうしたの？とりあえず横になって脚を上げなさい」と歩道の植え込みに寝かされました。

「頭が熱いね。しばらく冷やしたほうがいいよ。塩あげるから口開けて。ミネラルが入ってるからしょっぱくないよ。はい、水。あとしばらく目をつぶって休んでなさい」ということで10分ほど横になってました。

休んだらすっかり体力回復！ということもなく、脚がつらないよう、だましだまし走るのでした。

着地のたびにふくらはぎがドックンドックン、心臓が入っているんじゃないかってくらい収縮して、いつ爆発するかと心配でしたが、なんとか最後まで持ちこたえてくれました。

結局タイムは3時間44分と、目標を34分オーバーする始末（あれ、目標はサブスリーじゃなかったっけ？）。

大通公園で待っていたヨメさんは、3時間をすぎたくらいから、いつ来るものかと待ち構えていて疲れてしまったそうです。しかもゲリラ豪雨に当たってしまってずぶ濡れに。すんません。

成績としては不満の残る結果となりましたが、非常に思い出深いレースとなりました。去年は単調だなと思ったコースでしたが、今年はなぜか楽しかったです。やっぱり応援があると楽しいですね。来年こそはまともに走りたい！