[大会レポ] 裸足100km世界記録チャレンジ

公開日： 2015年11月11日水曜日 ウルトラマラソン 大会レポート 裸足ランニング

裸足で100km走の世界記録に挑戦する企画に参加しました。

場所は厚木の荻野運動公園競技場。400mを250周。気が遠くなる数字です。

私は挑戦するというよりは、世界記録が誕生するところを見たいという気持ちでの参加です。

それでも世界記録ペースでどこまでいけるかというチャレンジをしました。

世界記録は8:49:42なので、キロ5'17"ペース。エイドでのロスを考えるとキロ5分くらいで行くのがよさそう。一周2分のペース。

時計を見ずに走ったのですが、リザルトを見ると、序盤60周までは一周2分を切るペースで走ってました。

先頭集団がかなり速かったので、ちょっと影響されたかもしれません。

それとも、競技が始まってすぐに「負けないで」が流れたせいかな？

そう、今回の裸足100kmチャレンジでは、DJのKATSUO JAPANさんが終始BGMが流してくださり、レースを盛り上げてくれました。

音楽が無かったら精神的にかなりきつかったと思います。

で、私は60周すぎから徐々にペースダウン。自分でもペースが落ちてる自覚はありました。フルマラソンの距離までは行けるだろうと思っていたので、一気にモチベーションが下がりました。

開始3時間でもうやめたい感じに。脚が重くなってチンタラ走っていたそのとき！

自分のリクエスト曲が。怒髪天の酒燃料爆進曲。

キター！

テンション上がってキロ5分復活！

いや〜音楽ってすごい。

しかし、ほどなくボーナスステージ終了。

自分では80kmくらい走ったら曲かけてほしいと思ってたんですが、そこまでもつかわからない状態だったので、早目にかけてくれて良かったです。

後でもう一回かけてくれないかお願いしようかな〜と思ったりしましたが、事前にきっちり10時間分のセットリストを組んでいたそうです。お願いしなくてよかった…

KJさん、10時間分のセットリストを組むのは初めてだったのでシビれましたと話していました。ウルトラセットリストですね！

リクエスト以外の選曲も70〜80年代洋楽や90年代邦楽が中心で、参加者の年代にささる曲が多かったと思います。

リクエスト曲を聴いてリタイア寸前から復活を果たしたランナーもいて、音楽の力の凄まじさを思いしりました。

思いしったんですけど、重い脚はどうにもならず、歩くような走りで周を重ねます。

16時を過ぎると雨が落ちてきました。寒いのでなんとかペースを上げる。なんとかなった。しばらくしてまたペースダウン。この繰り返し。

全く平坦なコースなのに坂道を走っているかのようなペース加減。真っ平らだからといって楽かと思ったら間違いでした。

世界記録チャレンジの方ですが、17時頃からカウントダウンが始まりました。

あと10周！…9周…8周…

3周…2周…

400m切りました！

と、この時点で私は第4コーナーあたりにいたので、トップ選手が戻ってくるのを待って、新たな世界記録が誕生する瞬間を見届けることにしました。

トップの選手、8:18:14でフィニッシュ！世界記録を30分以上も更新！

大の字にぶっ倒れる姿を見て、思わず涙が……雨降っててよかった。

自分はと言うと17時30分時点での走行距離が75kmと聞き、ほとんど残ってなかった戦意が搾り取られました。あと1時間半で25kmなんて全力で走っても無理だ〜！こうなったら完走者を全員見届ける！

ということで、その後もフィニッシュシーンを見ましたが、皆さんいい顔してました！

最後の完走者のタイムが9時間42分。制限時間まであと18分。ここまできたら時間いっぱいまで走るしかない！

うまいことスイッチが入り、最後の最後で今日一番のラップが出ました。

結局218周、87.4kmで終了。

世界記録は無理としても完走はできるだろうと思っていましたが、大甘でした。もし来年も開催されるとしたら絶対完走したいと思います！

最後に、ランナーを全力でサポートしてくださった運営の方々、本当にありがとうございました！

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