[大会レポ] 第3回飯能ベアフットマラソン
公開日: 2014年5月20日火曜日 大会レポート 裸足ランニング
あー、しばらくでこぼこした地面を見たくない気分。靴を履いていても点字ブロックを踏みたくない(^^;;
おととしは富士裾野ハーフ、去年は仙台国際ハーフに出てました。開催日がかぶっていなかったので出ようと思ったら出れたのですが、先だつものが…
今回は気が変わらないうちにエントリー開始早々に申し込みました。ベアフットマラソン向けの練習は、かすみがうらがあったので(結局エントリーできてなくて不参加)4月から開始。レースまでにVFF KSOで116km、裸足で59km走りました。
練習中に思いっきり石を踏んでしまい、左足小指球のあたりに違和感(指で押したら鈍痛)がある状態だったのでちょっと不安を感じつつ会場に向かいます。
会場は埼玉県飯能市の宮沢湖近くにある加治神社。JR東飯能駅から歩いて15分くらいでした。
スタート・ゴール地点。抜けるような青空に森の緑、そして一面の芝生。なんだか癒されます。
コース図が貼り出されていました。10kmは5kmコースを2周します。
18kmは9kmを2周。アスファルトを走る区間があります。
開会式まで時間があるので、出店を見てまわることにしました。おっ、ルナサンダルがある。ちょっと試し履き。サイズ6を履いたところ、店の人にちょっと小さいですね、と言われ、7を試す。つま先が1cm近く余る。
これってでかくないでしょうか。ルナサンダルはジャストサイズがいいと聞いたのですが。
ジャストサイズだと、トゥオフ(つま先が地面を離れる)のときに指がはみ出るので、少し余っているほうが良いんですよ。
と、いうことでした。だから自作ワラーチは指がはみ出やすかったのか。サイズ7で作り直そう。
今日は少し安くしてますよ、ってことでVenado MGTを購入。9800円のところ、8000円でした。いい買い物したなー!
フットベッドがゴートレザーのやつと迷ったけど、皮だと滑りそうな感じがしたので、MGTにしました。メンテナンスが楽そうだし。
開会式が終わってほどなくしてレッドブル・ミニがさっそうと現れた。
「カロリーがあるのと無いのとどちらがいいですか?」と聞かれるとやはり「あるほうで」と言いたくなってしまうわけで。
そうこうしているうちにキッズの部(1.8Km)がスタート。参加人数は4人と少なかったですが、速そうなオーラを出している裸足の子とランパンランシュー姿の子がいて、面白そうな対決になりそうと思ってスタートするのを見てました。
5分後、森のなかから駆け出してきたのは裸足の子。見事な走りっぷりでした。
次は全日本裸足ラン選手権18Km。40名の猛者たちが森へ消えていきました。
その15分後、いよいよ10kmの部がスタート。
宮沢湖とゴルフ場を囲むように繋がっているハイキングコースの一部を走ります。路面はきれいだし道幅も広くて走りやすい!と思いました。最初は。
宮沢湖・奥武蔵自然遊歩道 |
↑このWebページにコースの地図と写真が載っていますので、参考までに。
コースは全般に整備されており、歩きやすいです。スニーカーでも大丈夫かと思いますが、木の根が這ってたり、急斜面もありますからしっかりとした登山向けシューズをお勧めします。分かれ道には行き先表示が完備されており、迷うことはまず無いでしょう。
最高点の高麗峠でも177mと標高は低いながら、コースは起伏に富んでおり、多くのトレイルランニング愛好者が走ってます。
そう、走りやすくて適度に起伏があって、トレーニングに最適だと思います。しかし裸足だとそう甘くはない。辛さ30倍。
こんなに裸足でトレイルを走るのがハードだとは思っていませんでした。というか、裸足には裸足の走り方があって、自分はまだまだそれができていないと思い知らされました。
まずアップダウン。靴を履いているときは、上りは抑えて下りで重力にまかせて走っていましたが、裸足でそれをやると足の裏にとんでもなく負担がかかるので、上りでがんばるしかない。(トレイルはほとんど走らないので靴を履いてても下りはヘタですが…)
あとはやっぱり砂利道ですね。とにかく痛い。それなりに裸足で走る練習をしたつもりでしたが、荒れたアスファルトぐらいで根をあげているようではダメでした。
最初の折り返し地点付近の砂利にすっかり恐怖症になってしまい、その後ペースダウン。2つ目の折り返し前も砂利が多くて、痛くて痛くて2周目走る気を無くしそうになるほどでした。
それでも、すれ違うランナーと声をかけ合っていると不思議とがんばれる。
そしてようやく1周目終了。芝生のところだけ思いっきり走れて気持ちよかった(^^; この時点で30分経過。もう少し速く走れるかと思っていましたが、甘かったです。
2周目も下りと砂利道に苦しみました。下りは完全に歩きです。いまの自分の技術では走るのは無理!
砂利道を走っているときに良いペースで抜いていく人がいました。足元を見ると超ピッチ走法でした。まるで痛みを感じていないような走り。
そうか、痛みを感じる前に足を離してしまえばいいのか!?と思っても、すぐにどうこうなるわけもなく、痛い痛い言いながら走りました。
そして気付いたのが、肩のコリ。身構えるあまり、ガチガチになっていました。これはイカンとリラックスするようにしましたが、やっぱり痛いものは痛い。
なんとか痛みに耐え抜いて加治神社に降りる道まで来ると、前に10kmのランナーが。芝生でのラスト50mの激闘の末、ほぼ同時にフィニッシュ!タイムは1:03:11でした。
足首に巻いた計測チップを取ってもらい、フィニッシャータオルを受け取りました。今までにもらったフィニッシャータオルのなかでいちばんうれしかった。
走っているときは苦行以外の何物でもないと思いましたが、終わってみると、もっとうまく走りたい!という気持ちがふつふつと湧いてきました。
これからも継続して裸足ランを続けます。それがきっとロードレースにも活きてくると思ってます。
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