[大会レポ] 初トレランで撃沈（第1回八重山トレイルレース）

公開日： 2013年6月13日木曜日 トレイルランニング 大会レポート

6月9日に開催された八重山トレイルレース（略してYTR）に出場しました。まだまともに歩けないくらい筋肉痛がひどいです。今月は500km走るつもりだったのに達成が危うくなってきました。

普段トレイルランどころか登山もしない人がトレランに挑戦するとこうなるという見本ですね(-_-;)

さて、この八重山トレイルレースですが、山梨県上野原市の町おこしを目的として今年から始まった大会です。

第1回大会となると、いろいろ不備があるかもな〜と思ったりしましたが、トイレの数がちょっと足りなかったのが気になったくらいで、非常にスムーズな運営でストレスは感じませんでした。去年にプレ大会をやったのがしっかり活かされているんでしょうね。

なかでも機転が利くなと思ったのが、スタート後の渋滞対策。もともとはスタート地点の中学校を出たらすぐ正面の登山道に入っていくコースだったのが、ロードを400mほど下りて、また上ってから登山道に入るコースに変更されました。おかげで渋滞することなく走れました。

しかし、快適に走れたおかげで飛ばしてしまい、あとあと泣きをみることに…

では、写真とともに当日を振り返ってみます。

会場の最寄駅はJR上野原駅。高尾駅の次の次の次。意外と近いです。駅から送迎バス（エントリー時に500円上乗せして払う）に乗ること10分ちょいで会場の上野原中学校に到着。


受付でゼッケンと参加証を受け取ります。Tシャツはなかなかセンスがいいです。あと温泉無料券がもらえます。しかもここから無料バスが出るとはすばらしい。温泉で使えるお食事券500円もあったのですが、これは500円分の金券ではなく、680円のランチメニューが500円になるという割引券でした。


校庭の端っこで準備して体育館に荷物を置いてトイレにGO！


トイレは中学校向かいの登山道入り口駐車場の公衆トイレと、仮設トイレが5基。20分くらい並びました。中学校のトイレも開放してくれたらよかったのになあ。写真は駐車場からの風景です。


ふと遠くに目をやると方に富士山が見えました！


開会式が終わりスタートを待つのみ。やっぱロードレースとは雰囲気が違いますね。なかにはランシャツ、ランパン、ターサージャパンという方がいましたが。私もトレイルだからといって特別に用意したものはなくて、つば付き帽、サングラス、Tシャツ、日よけのアームカバー、短パン、カーフガード、ボトルホルダー付きウエストバッグ、adizero mana7という装備でした。

mana7ですが、上りではかなりいい感じでした。前足部のオレンジの粒々が地面に食い込んでしっかりグリップしてくれました。ただ、横斜面にはちょっと弱い。

↓こんな下りがいやというほどあったのですが、結構滑ってあせりました。
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さて、最初の上りは八重山あたりまでは調子よく走れていたのですが、それ以降は歩きました。やっぱ上りは体力温存しないと。で、下りで、ここぞとばかりに飛ばした結果、5km地点で太ももに違和感が。


ロードに出るとなんだかほっとするわ〜


最初のエイドに向かいます。


田舎的風景。


8kmあたりの最初のエイド。民家の軒先を開放してくれてます。水、スポドリ、梅干し、バナナが用意されてました。まだ食べ物はいいか〜と思ってましたが、勧められるがままにバナナを食べました。今思えばここで食べておいて良かった。

もうここから先は、山に入るのが嫌〜な感じでした。上りも下りもいつまで続くんだーって思ってました。しまいには下りのほうがつらくなってましたね。上りは歩けるからいいけど、下りは走るしかない。そのたびに太ももに衝撃が…。民家の屋根が見えてきたときにはホッとしました。


これは公式の給水所ではなかったような。麦茶とレモンスライスがおいしかった！


超田舎的風景。限界集落かな。


長い上りのあとの長い下りに泣きそうになりながら、ようやく20km地点のゆずり原 青少年自然の里に到着。ショートコースのフィニッシュ地点です。ああ、ショートにしておけばよかった！と思いつつ梅干しをポリポリ。スポドリを補充して再び山路へ！でも何かおかしい。だんだん道が険しくなってきて人ひとり通るのがやっとな感じになってきた。

以前に遭難しかけた前例があるので、素直に引き返したらやっぱり道を間違ってました。黒いパイプがあったら道を間違っているってことなので注意です。

この後はホントにつらくて、リタイアしようかと思うくらいでした。そんななか、軒先に出て声を掛けてくれる地元の方の励ましに癒されました。よし、死角に入るまでは走ろう！と。

このあと、手持ちの水が無くなってぎりぎりのところで何とか給水ポイントにたどり着き、最後の山越えへ。

能岳のベンチに人がいたので私設エイドか？と思ったら一般登山客でちょっとがっかりしつつ八重山に。

八重山からの景色。残念ながら富士山は見えませんでした。左下に見える建物は上野原中学校。

ここまで来たらあとひといき！あ〜、あの時のオレはまだ元気だったな〜と懐かしい気持ちに。

フィニッシュテープを切ったときはものすごい解放感でした。タイムは5時間26分57秒。5時間くらいでいけるかなと思ってましたがあまかったです。

完走証を受け取ったあとは、せいだのたまじ、酒まんじゅう、うどんのサービスといたれりつくせり。せいだのたまじは小粒のじゃがいもをみそで煮詰めたもの。酒のつまみによさそう。



トレラン初心者にとっては非常にタフなレースだと思いますが、東京近郊でアクセスが便利なトレイルレースを探しているなら参加を検討してみてはどうでしょうか。