[大会レポ] 神対応?と思いきや(第33回館山若潮マラソン)
公開日: 2013年1月28日月曜日 マラソン 大会レポート
ボロボロでした。まず電車遅延。両国で特急 館山若潮マラソン1号に乗り込み(臨時ホームに行く途中に赤じゅうたんが敷いてあってテンションUP!)、電車旅を楽しむ予定が、信号トラブルのため、錦糸町で足止めを食らってしまいました。
まあ、そのうち動くだろうなんて軽く考えていたら40分後、運転再開の目処が立たないから各駅停車で千葉まで行って、高速バスに乗り換えてくださいとのアナウンス。なーにー!?それならもっと早く言ってくれ!
各駅に乗り換えて高速バスの時間を調べると、8時10分発で館山着が9時55分。スタートは10時だから絶対間に合わねぇ!そもそもスタートさせてもらえるんだろうか。ま、レンタカーを予約しているから、ダメだったら観光して帰ればいいか。でも練習してきたからには走りたいな~。先日読んだ非常識マラソンマネジメントに、「マラソンレースは発表会だ」と書いてあったのを思い出し、なるほどとうなずいたのでした。
千葉には8時を少しまわったくらいに到着。改札を出ようとしたら、駅のアナウンスが。本日に限り、君津行きの各駅停車とそこからの館山行きを乗り継げるようにしますとのこと。そっちの方が安全そうだと判断してJRで行きました。
館山着は9時56分とのアナウンス。会場はひとつ前の那古船形駅とのちょうど中間くらいだったので、そこで降りてタクシーで向かうことにしました。
同志が4~5人くらい降りました。予想はしていましたがタクシーはいませんでした…
タクシー会社に電話しようと思ったその時グッドタイミングでタクシーがやってきた!ついてるね~
一人でいた同志に声をかけ相乗り。スタートブロックの最後尾手前まで乗せてもらいました。670円。
最後尾って結構スタートから遠いな~。号砲が鳴ってしまったら予想タイムに関係無く最後尾からのスタートになってしまうのか?と思いつつ受付に行ったら号砲が鳴りました。
よーしさっさと準備して走るぞ!と思ったら、電車遅延で遅れた人は10kmの部の最後尾からスタートだと言うじゃないですか。タイム計測はその時点からになるのか聞いたらそうだと言う。いいね!
がぜんやる気が出てきたぞ。
10kmの部の最後尾に並ぶこと20分。10時50分に10kmの部がスタート。結局、同時スタートではなくて5分後のスタートになりました。
がんばれー!
沿道の声援を受け走り始めました。天気が良くて気持ちいい!去年はくもりで見えなかった富士山がバッチリ見えます。海越しに見る富士山はすばらしい!
と、ここまではよかったのですが…。1kmも走らないうちに最後尾に追いついてしまい大混雑。人をかわしつつ走ります。
4kmを過ぎたあたり、自衛隊基地のところで右折して距離調整の折り返しをするはずが、フルの人は左折してくださいと言われました。そうか、コースが混雑しているから復路で走ってくれってことね。粋なことするな~
ここからはしばらく一人旅。10kmあたりでフルの最後尾に追いついた。つらそうに走っている。がんばれと声をかけ先を急ぎます。
だんだんと人の群れが見えてきた。6時間のペースメーカーを抜かし、5時間のペースメーカーを抜かし、金さんを抜かします。
20km地点。ここまではいい感じでした。そう、ここまでは…
23kmのあたりで同年代くらいのランナーに抜かれました。勢いがまわりのランナーと全然違ったので遅延組だと思います。なんとかついていこうと粘ります。
このあたりからふくらはぎに痙攣の兆候が出始めました。最後までもつか…?
館山若潮の目玉の28kmと30km地点の上り坂は去年ほどキツく感じませんでした。こんなもんだったっけ?と思うくらい。甲州フルーツやはだの水無川を走った成果がでたのかも。
33kmあたりで再び海岸線を走る房総フラワーラインに合流。おおっ、車が渋滞している。これだけのランナーが走っていたらなかなか通せないよな~。マイクロバスの運ちゃんが怒鳴ってた。そして私を抜かしていったランナーの背中がだんだん小さくなっていく…。
前半に飛ばした影響が出てきました。脚が重い。往路では苦ではなかったアップダウンがかなりキツく感じる。去年はこんなに辛いと思わなかったのに。それに加えて前脛骨筋の痛みも出てきました。ううっ。
36km…37km…だんだん大腿四頭筋が張ってきて、いつ攣ってもおかしくない状態になってきました。そして自衛隊基地を左折。行きで折り返しできなかったコースへと向かいます。遠くに赤いコーンポストが見える。ああ、あそこで折り返すんだな。
スタッフに、フル遅延組の方は直進です!と案内されると思いきやスルーされたので、聞いてみたところ、折り返しなしでやろうということになったと言われ、完全にやる気をなくしました。
その後はボロボロ。後続のランナーにどんどん抜かれ、いつの間にか抜かしていた4時間のペースメーカーに抜き返されました。それについていく皆さんの足取りが軽いこと。なんだかみじめな気分になってきたぞ。
時々歩いては太ももをもんでも、全然回復しない。声援が身にしみます。あ、ほら貝を吹いているじいさん、去年もいたな~。「がんばれ、あと三里!」って、ほら吹かれた(^_^;)
最後まで抜かれまくって何とかフィニッシュ。ガッツポーズも出ませんでした。
ストレッチしようにも座ることすらままならず、なんとか座って片足ずつハムストリングを伸ばそうと、もう片方を曲げようとしたら、攣りそうになる始末。
こんな状態では車の運転は無理だろうと、予約していたレンタカーをキャンセルし、とぼとぼと会場を後にしました。
記録については、結局10時のスタートから計測したものとなりました。ということでサブフォーならず!(最初5kmのラップタイムは74分42秒ということに)。しかし、走らせてもらえただけでもありがたかったです。スタッフみなさんの臨機応変な対応に大感謝!ちなみに距離が足りなかったぶんは720mくらいでした。
今日はまともに歩けないほど前脛骨筋が痛いです。じんじんします。フルを走ってこんなにダメージを受けたのは初めてです。
それにしてもサブスリーの壁は厚い…!
【今回の教訓】
- 会場に行くのもマラソンのうち!
- マラソンは朝起きた時から始まっているのだ。あらゆる事態を想定して準備をしておくこと。会場までの交通手段はいろいろと調査しておくべし。
- ペースを守れ!
- 突っ込みすぎて後半撃沈しないよう、抑えて走れるように、練習でペース感覚を体に染みつけるべし。
- 痙攣対策を!
- 今回は塩分を補給していたけども痙攣しそうになった。何が悪かったのかよくわからないので原因を調べて対策するべし。
次のチャレンジは北海道マラソンの予定です。また一段とハードルが上がってしまった。
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ひょっとして、青っぽいウエアで太ももにテーピングをされていた方ですか?私も遅刻組みで、マイクロバスの運ちゃんが怒鳴っているのを耳にした者です(赤いウエアを着ていました)。あの時は、自分のペースを確認するのが難しかったですね。
返信削除そうです!下りで追いついてみたものの脚がもたず付いていけなかった青シャツの者です!
削除最初の4kmで完全にペースを乱しました。沿道のチビッコに速ぇー!と言われ調子に乗ったのが敗因です(−_−;)
距離が短くなるのは事前に伝えてほしかったですけど、まあ仕方ないですよね。来年リベンジします。
あの時はお疲れさまでした。おっしゃるとおり、10キロの皆さんやフルで6~4時間で走っている皆さんを抜いていくときや、ちびっ子達の「尊敬」の眼差しに、完全にペースを乱して後半きつかったです。でも、私にとっては人生最大のごぼう抜き(笑)経験だっだかもしれません。また、ある程度ご一緒することができたことで、一番キツイと聞いていた30キロ前後の坂道も、心折れることなく走れました。ありがとうございました。また、どこかでお会いするかもしれませんが、ますますのご健闘を心よりお祈り申し上げます。
削除ご丁寧にありがとうございます。
削除確かにあれほどのごぼう抜きはなかなか体験できないですね。ふつう55分遅れでスタートすることはありませんものね。気分はTBSオールスター感謝祭の赤坂5丁目ミニマラソン!?
またどこかで一緒に走れることを楽しみにしてます。